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April 15, 2007

オクターブキーの接続

 今回は楽器の調整について、
 ネックのタンポが取れてしまい、修理に出したところ調子が悪くなった楽器で、どうも調子がおかしいから遂には音が出ない状態へ。
 修理に出した直後にもその楽器の所有者が「音が出にくくなった」というのを聞いてネックのタンポの状態とか見てみたのだがよく分からず、僕が音を出す分にはそんなに問題なかったので気のせいだと思っていた。しかし昨日まったく音が出ないと所有者がいうのを聞いて、借りて吹いてみたら確かにオクターブキーを押さない音は全部裏返りやすいし、2オクターブ目のレ、ミ、ファ辺りも裏返りやすい。ネックのタンポが閉じてるかどうかは直接ネックの片方を手で閉じてマウスピース側から息を吹き込んでも密閉されているので問題は無い。
 試しに1オクターブ目のソとかラを吹きながら右手でネックのオクターブキーを直接押さえてみると、あーら不思議。ちゃんと裏返らず音が出るじゃあーりませんか。
 原因は単純で本体からネックのオクターブキーを上げる棒にくっつけられたビニールのチューブが原因だった。チューブをくっつけたはいいが、そのチューブがオクターブキーがしまってる状態の時も微妙にオクターブキーに触っているのでいつもオクターブキーがほんの僅かに開いていた事になる。最初はちょっと調子悪い位のものが、何ヶ月も経ってオクターブキーのタンポが凹んでくるとオクターブキーは常時開けっ放しの状態と同じになり、低音を出すのがとてつもなく困難な事になる。
 ビニールのチューブを削ってネックの動かすキーの遊びを作ってオクターブキーが完全に閉まるのを確認してめでたしめでたし一件落着。
 と言いたい所だけれど、タンポを付け替えてくれと言う要求に対して、頼んでもいない調整をしてくれたリペヤーに対して楽器の調整をする時は基本的な知識をしっかり持ってからやってほしいと言いたい。
 県内でも有数の楽器店で中学校や高等学校の楽器の調整なんかやってる楽器屋だからなおさらだ。楽器屋から帰ってきたばかりの楽器に初心者の学生が調整がおかしいとは思うはずも無く、裏返りやすい音を無理して出すために音程が低くなったり、アンブシュアを壊したり、何より怖いのは才能が無いとか思って、その楽器をやめたり音楽自体をやめたりするのが一番あって欲しくない。
 現に今回の楽器の所有者は、そろそろ楽器をやめるかとか言っていたのだから。

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